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2008年6月30日 (月)

最先端科学技術少女クラブ(仮) 第1話その3

<前回からの続き>

 その時である!
「そこまでだ!最先端科学技術部!」
 ガララッと教室の扉を開けて入ってきたのは、
「俺は埋蔵金発掘に命をかける冒険者Aだ!一発使い捨てキャラだから名前がないのだ!だけどそれはちょっと空しいから、自分で勝手に『ヒロシ』と名乗っている冒険者Aだ!」
 典型的な冒険者の格好をした男である。そのほかの描写は、どうせ使い捨てなので、読者のご想像にお任せする。
 冒険者Aは奏に向って低い声で、
「さあ、おとなしく埋蔵金を渡してもらおうか……」
 しかし、奏も負けていない。鋭い目つき、鋭い言葉で言い返す。
「そうはいかないわ……欲しければ、そう、力で奪い取ることね」
 それを聞いた月美。
「奏、奏、ものすっごい悪役言葉なんやけど。つーか、なんで埋蔵金が発見された感じになってんの?」
 というわけでバトルスタートだ!今回は記念すべき第1回ということで、RPG風に解説してみるぞ!

 敵が現れた!(荒嵐 奏×1、嬉怒 月美×1)
「え!?こっち側が敵なん!?」(月美)
 奏の攻撃!奏は白衣から武器を取り出した!
「あたしの発明品『マンイーター・ガス噴出機』!発射!!」
「ノワァーーーーーっ!!」
 冒険者Aは769のダメージ!冒険者Aは戦闘不能になった!プレーヤーは全滅した……

「どう?名無しの冒険者ごときがあたしの実力を甘く見ないことね!」
「はやっ!?第1話くらいもうちょっと盛り上げようや!!つーか、ちょ!?何このガス!?ピンク色ですっごいやばそうなんやけど!?」
「安心して、月美さん。この『マンイーター・ガス』は、最先端科学技術を駆使した完璧な研究により、男性にしか存在しないY染色体の機能を低下させる謎のガスだから、女の子には大丈夫よ!」
「最先端科学技術を駆使した完璧な研究をしたのに『謎』のガスやと!?」
「飛行機だって、実際どーいう物理作用で飛んでるのか証明されてないんだし、そんなもんよ。さぁて、さっそく埋蔵金を掘り出すわよ!」
 そういって、白衣から『教室の床板外し機』を取り出す奏。
「なんでそんなマイナーなもん作ってんねん……つーかあらかじめ教室になんかあるってわかってたんか?確信犯なんか?」
「さぁて、どんな埋蔵金が出てくるかな♪」
「てゆうか、その白衣、なんでそんなに物入ってんの?」
 鼻歌交じりに、『教室の床板外し機』というバールにしか見えない物で教室の床板を外していく奏。
 そしてついに!神秘の埋蔵金の正体が明らかになる!
「あったわよ、月美さん、ほら!10円玉!」
「……こんなことのために儚く散っていったのか、冒険者Aは……」
 未だ倒れたままの冒険者Aを哀れに見つめる月美。
 それに対し、心外とばかりに声を荒げる奏。
「何言ってるの!?この10円玉はただの10円玉じゃないのよ!」
「どのへんが?」
「昭和64年製造!かつギザ10!!」

※ご存じ!?脚注さん:昭和天皇が崩御したのが昭和64年(=平成元年)1月7日だったので、昭和64年と銘打たれた硬貨が存在するのデス。
※ご存じ!?脚注さん:ギザ10とは昭和26年から33年に作られた10円玉は、縁がギザギザなことから付けられたものラシイですヨ。

「ちょう待ちや!おかしいやないか!?昭和64年にギザ10が作られるわけないやろ!?」
「ふふふ……だから価値があるんじゃないの」
「いや、むしろソレ、なんか偽造とかそんな感じのもんやろ!?」
「いや!押し通すわ!なんとしても部費のために!」
「部費のためやったんかい!?ちゅーか部活じゃないから部費ではない気が!」
 奏と月美の言い争いが続く中、ふいに倒れていた冒険者Aから声が上がる。
「くそぅ……幻の『昭和64年のギザ10』に目がくらんで不覚を取るとは……無念……」
「不覚というか、どー考えてもボロ負けじゃん」(奏)
「だがしかし……!これで終わりだと思うなよ……昭和64年のフデ5は未だわが手の中に……」

※ご存じ!?脚注さん:5円玉は本来の「日本国(ゴシック体)」と書かれているが、昭和26年から33年に作られた5円玉には「日本國(楷書体)」で書かれており、フデ5と呼ばれているんデスよ。

「だからそれもニセモノやって……」(月美)
「そして、いずれ第2、第3の刺客が……ハローワークを卒業して……」
「就職難がこんなところまで……」
「……難儀やヤツラやな、奏も含めて」
 数々の疑問を残したまま、冒険者Aはほふく前進でゆっくりと教室から這いずり出ていく。
「……奏、ほっといてえぇの?」
「意味深な捨て台詞、次なる敵の予言、そしていやがおうにも興味をそそられる伏線……名無しの割にいい仕事をしたわね、冒険者Aこと『サトシ』」
「いや、アンタの言葉、ほぼ全部において間違いがあるし」
 二人がたたずむ教室、そこには埋蔵金を発見した達成感と、新たな襲撃の予感と、そして遠くで聞こえる『不審者がいたぞー!』『捕まえろ!』『俺は埋蔵金発掘に命をかける冒険者Aだ!一発使い捨てノワァーーーッ!』とかの残響が残されていた……
 

 そして翌日。
「ごきげんよう、月美。今日もいい天気ね!」
「……あんた、ごきげんようとか言うキャラやったんか?」
 先に登校していた月美に、ホームルーム1分前に登校してきた奏が声をかける。説明が遅れたが、奏と月美は同じ1年3組だ。
 ホームルーム1分前だが、教室内では先生やら生徒やらがバタバタと動き回っている。
 そんな周りの様子を奏は一瞥して、首をかしげ、
「……なんかバタバタしてるけど……あと、男子が全くいないような気がするんだけど?」
「それがやねんけどな、みんな教室入ってきたとたん、急に男子だけパッタリ倒れちゃって……」
「(へー、それは不思議ねぇ……)昨日使った『マンイーター・ガス』は残存率が非常に高くて3日くらいは残っちゃうんだけど、これは秘密にしておこう……」
「()にする部分が間違っとるよ?」
「ノワァーーーッ!!」
「さ、警察行こうか、警察」
「ちょっと待ってよ!あたしはただ暴漢を退治しただけだし!」
「うん、そやね。だからその辺のこと、ちゃんと説明すれば警察の人もわかってくれるって」
「わかってくれないって!素人に私の最先端科学技術の仕組みは理解できないって!こないだので警察にはすごい懲りたから!」
「こないだ、て、全然懲りとらんやろ!」
 喧々囂々の末、月美自身、警察にどう説明したらいいのかよくわからなくなって何かめんどくさくなったので、取りやめに。
 ちなみに、男子全員体調不良の原因はどう片づけられたかというと……
 調査の結果、昨日、クラスの男子全員が結託し、某裏山に不法投棄されたエロ同人誌を拾いに行っていたことが判明。それにかこつけて、病気の原因としては、そこの裏山で何か妙なウィルスだか細菌だかを拾ってしまい体調を崩したんだろう、という結論でまあいいかということになった。
その結果、1年3組の男子は『エロ同人ウィルスマンズ○号(←出席番号)』と呼ばれながら、これからの高校生活を送ることになったという……

今回の反省会(奏、月美)
「エロ同人は拾うんじゃなく、ちゃんと買いましょう。せこいことをすると上記のようになってしまいますよ」(奏)
「自身に対する反省の色はなしか」(月美)
「そーいう月美さん」
「なんや?」
「月美さんの得意技であるとされている機械類の修理が第1話なのに出る気配もなく……」
「ノワァーーーッ!!」

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2008年6月19日 (木)

第1話(その2)

第1話その2

「さて、記念すべき1周日の日にやるべき大イベントとは……ずばり!『なるほど!ザ!埋蔵金探し!』!?」
「突っ込み役として1話目からすでにもうどうしたらいいんかようわからんけど、とりあえず『!?』の『?』って何や?」
「あたしだって迷うことぐらいあるわ……長い付き合いなんだからわかるでしょ?」
「いや、アンタと話したの、昨日の入部時が初めてやし」
「まあいいわ。じゃあ早速埋蔵金探しに行くわよ!」
「だからさっきの『?』って何やねんってまあもういいけど」
 月美の突っ込みをかいくぐり、奏は白衣の懐から金属バットのようなものを取り出し、効果音とともに高く掲げた!
「シャラララ~ン!埋蔵金探索装置『カネカネキンコ・ヨーヨー』!」
「金属バットにしか見えないんやけど」
「………………………間違えたわ」
「最初からグダグダやないか」
 今度こそ奏は白衣の懐からヨーヨーのようなものを取り出し、効果音とともに高く掲げた!
「今度こそはい!シャラララ~ン!埋蔵金探索装置『カネカネキンコ・ヨーヨー』!『カネカネキンコ・ヨーヨー』!!!」
「そ、そんな『とにかくなんか突っ込んでフォローしろ!』みたいな怖い目で睨みながら言われたって、そのネーミングにどう突っ込めゆうねんな!?」
「説明するわね!埋蔵金探索装置『カネカネキンコ・ヨーヨー』はヨーヨーしながら歩くことにより、最先端科学技術スキャン機能が作動、埋蔵金を発見できるのよ!」
「え、なにそれ?すっごい色々ごまかしとる?」
「早速やってみるわよ~」
 そう言ってヨーヨーしながら教室を歩き回る奏。
「え?なに?もしかして教室で埋蔵金発掘する気か?」
「あったわよ!」
「もう!?」
 ヨーヨーが青白く光り輝いている。これが埋蔵金探索装置『カネカネキンコ・ヨーヨー』がお宝を発見した時の反応なのだ!
「さあ、掘るわよ!」
「教室の床を!?」
「ヤオイ穴なわけないでしょ!」
「わかっとるわ!」

<奏さん・一発発言のコーナー>
「『hentai』は作者が英語論文読むときとかに多用しているWeb英単語辞書スペースアルク(http://www.alc.co.jp/)にも登録されている、立派な英語なのよ!」

……ちなみに、半年前に見た時より、例文とか増えてる気がするんですが……

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2008年6月14日 (土)

第1話(その1)

☆第1話:登場!最先端科学技術少女!(その1)

 時は21世紀。2020年。
 政治、経済、医療、スポーツ、農業、工業……あらゆる分野で科学技術が求められる時代。
 それゆえに、日夜、めざましい発展を続ける科学技術。
 幼稚園児でも「科学技術」と漢字で書けない子はハブられてしまう、そんな科学技術全盛の時代において、最先端の科学技術を駆使する少女がいた……
「あたし、荒嵐 奏(あらあらし かなで)は、今年からピッカピカの女子高生よ!そして、かねてからの念願だった最先端科学技術部を高校に設立してみせるわ!」
 史上まれに見る科学技術的な部活動と、科学技術的な争乱と、科学技術的な何だかよくわからないものが、日本ではどちらかというと非科学技術的な近代都市・冬浦県冬浦市で巻き起こるかもしれない……

 放課後の教室にて。
 荒嵐 奏(高校1年生)は、メジャー飲料・古賀コーラを高々と掲げた。高々といっても奏の身長は139.5cmなのでそんなに高くない。ツインテールと相まって、見た目は小学生。しかし、鋭い眼光を持ち、最先端の科学技術を駆使し、人類の英知を超えた発明を得意とする本作の主役である。常時着用している白衣は、最先端の科学技術を扱う人間のシンボルとのことらしい。
 周りを見渡して、そして、奏は高らかに宣言する!
「あたしたちの『最先端科学技術部』の設立1周日記念を祝って、カンパーイ!」
「せめて1か月ぐらいたってから祝わへんか?」
 そんな奏に嘆息交じりにつぶやくもう一人の関西弁女子高生、嬉怒 月美(きど つきみ)、同じく高校1年生。関西弁・メガネ・突っこみ役だけで事足りる、面白みのないキャラ。得意技も機械類の修理という、本作で活かされるかどうか定かでない地味なものである。
「ちょい待ち!?ウチのキャラ解説、なんかひどすぎひんか!?」
「ひどいわよ?」
「フォローせぇよ!」
 そんな様子を見ていたもう一人の部員は……
 といきたいところだが、現在のところ部員はこの2名だけである。
「少なっ!?」

<<あとがき>>
 今週の『ぶっちゃけちゃったよ!?奏さん』は!

「『文科省は日本の癌だ!』とか言われないように頑張ります!」(奏)
「言われとんのか?文科省……」(月美)

言われてないですよ?

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2008年6月10日 (火)

新連載、の予定

最先端科学技術少女クラブ(仮)

☆第0話:プレステージ

「は~い!あたし、荒嵐 奏(あらあらし かなで)!」(ロリ、ツインテール、金髪、白衣の女子高生)
「え~と、嬉怒 月美(きど つきみ)や」(みつあみ眼鏡っ子、普通、河内弁の女子高生)
「この作品では、科学者であるあたしが最先端の科学技術を駆使して、人の世の不条理と戦うという、かなり重い悲しみを伴うお話よ!」
「……あとで取り返しのつかない誤解を引きずることになっても知らへんで?」
「という風な感じで毎回毎回伏線を豪快に無視して展開するつもりで、イーんです~!」

※ご存じ!?脚注さん:川平慈英の『いーんです~!』は兄のジョンカビラの口癖をパクったものらしいデスよ?

「分かりにくいし意味もないし!ちゅーか解説入れんと分からんモノマネはしぃな!」
「というわけで今回の発明品はコレ!『稲藁からバイオエタノールを10秒で作る装置』!」
「うわもうネーミングとか、どうにかならへんの?」
「農水省が30億もかけて取り組む『稲藁からバイオエタノール製造』にならって作ってみました」
「つーかこれ、どーなってんの?見た目、普通のミキサーにしか見えへんねんけど」
「使い方はカンタン!ふたを開けて、中に稲藁を入れて、ふたをして、スイッチオン!」(ここまで5秒)

ギュイーン!(この間5秒)

「で、ハイ!できました!」
「うわすご!バイオエタノール出来とる!出来とるけど……どーなっとんのコレ!?」
「尺の都合で説明する時間はちょっと……」
「尺は十分にあるから」
「『禁則事項です!』」
「そーゆうパクリ言葉で誤魔化すの、すっごいハラたつんやけど!?」
「いいのいいの。あとはこの『稲藁からバイオエタノール製造』略して『稲バうあー』を世界的に売り込んでいくだけね!」
「うん、まあ、ちょっと古かったり『うあー』がどこから来たのか不明なのはこの際いいとして、根本的な疑問があるんやけど……」
「質問があるときは挙手すること!」
「(無視)バイオエタノール生産やけど、ようはゴミからエネルギーを取り出すことに本当の意味があるんやよね?」
「そうそう、エネルギーのリサイクルよね」
「うん。でさぁ、稲藁って、アレ、ゴミじゃなくて、田畑の肥料、家畜の飼料、その他エトセトラ、色々使われてんねんよ?」
「そうそう」
「だからさぁ、稲藁を利用してバイオエタノールを作ったらさ、肥料とか飼料とかさ、別に用意せんとあかんわけやん?端的に言うと、化学肥料とか、化学飼料とか」
「えーと……」
「そーゆうの作るために、エネルギーを別に使わないといけないわけやんか?」
「あ……」
「まとめるとな、、、」

 稲藁からバイオエタノールを作って、エネルギーとして利用する
→稲藁を田畑の肥料、家畜の飼料として利用してた分を化学肥料と化学飼料から補う
→化学肥料、化学飼料を作るために、エネルギーを使う

「……意味あらへんのとちゃうか?」
「……え?じゃあ農水省の30億はどうなるの?」
「いや……知らんけど?」
「え?マジで日本は大丈夫なの?」
「いや……マジで知らんけど?」
「ほら!人の世の不条理と戦うという、かなり重い悲しみを伴うお話になったわよ!」
「何その無理矢理のこじ付け!ちゅーか、人の世の不条理と戦ってはいぃひんよ!?」
「ノワァーーーーー!!!あたしが『稲藁からバイオエタノール製造』略して『稲バうあー』開発のためにつかった14382円はどーなんのよ!?」
「それこそ知らんわ!ちゅーか安!?ホンマにどうやって作ったんや!?」
「『禁則事項です!』」
「ええからそれは!」

続く。のか?

<出来事>
F1を見ました。
ハミルトンもライコネンもアロンソもクラッシュしました。
正直、これはつまらない……

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