小説『ミラン・ザ・エクセレント』第19話
☆友人の視点
>普通の会話
凛音は『植物自然史同好会』に所属している。
月1くらいで植物採集やハイキングに出かけ、それ以外は毎週適当に集まって語り合ったり勉強会を開いたりまったりしたりする、癒し系サークルだ。そのためか、会員もおおむねおっとりした人が多い。
「来週のハイキング、ちょっと遠出やけどよさそうなところやね」
「そうだね~」
凛音の問いに答えたのは、サークル仲間・同学年の風宮 恵(かざみや めぐみ)。ちょっとボケっとしているが、人当たりの良い、眼鏡が良く似合っている女の子である。今日は大学帰りにたまたま出会った。
「凛ちゃんは休みの日とかに、よくハイキングとか行くの?」
「結構行く方かな?恵は?」
「個人ではあまり行かないかな。って、凛ちゃん、なんで感無量な表情になってるの?」
「いや……恵と話してると、普通な会話ってえぇなぁって……」
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